9/23のMAD-OXレポで
「トリだったバンドは一体何てバンドなんだろう」
と記載した所、なんとご本人様から掲示板に書き込みを頂き
バンド名が判明したのでレポさせて頂く事にしました。
まず最初に言っておきますが、管理人の頭のメモリ容量はせいぜい
16Mくらいしかないので、実際とは異なる部分が多々あるかもしれません。
そのあたりはまぁ穏便にお願いします。

MAD-OXの出番が終わり、雄太さん関係者が帰宅する中
せっかく来たんだからいっそ見ないと損だというケチな根性で居座りました。
しかし、このケチ根性のお陰で素晴らしいバンドに巡り合える事になるのです。

MAD-OXのアンケートも書き終わり、残っていたH君、K子さん(男)、Rちゃんと
雑談していると、いつの間にかステージには全員スーツに眼鏡という
何やらうさんくさいいでたちの3人組が立っていました。
(一人はドラムセットに座ってたけど)
「この人達はプログレっぽい音楽をやるに違いない」と確信する管理人。
しかし、この全く根拠の無い管理人の判断は、ものの30秒くらいで
大間違いだったという事に気付かされるのです。

音楽は、プログレどころか非常にノリのいいスピード感溢れるものでした。
管理人のハートをやんわり掴んだ所で、G&VoのMC

「最近曲を作ってなくて…面倒だからあんまし作りたくないんだけど
 でも今回はがんばって新曲を作ってきました」

管理人のハートを握る力が強くなりました。

「僕の作る曲はいつもパクリだパクリだと言われるんですけど…
 そんなつもりは全然ないんですよ。
 でも今回作った曲は、はっきり言うとパクリです

パクリを堂々と認めている!?
かつて筋少の橘高は、オーケンに「これパクリじゃねーか」と指摘され
「パクリじゃねえ!オマージュだ!!」と反論したというが
この人は臆面も無く自作曲をパクリだと言い放っている!

「ええと、僕には心の底から尊敬する司会者がいまして、
 この曲はその人の名台詞をパクリました」

司会者?名台詞?大橋巨泉の「せーの、ドン!」か?
それとも…わからん。私の頭では名台詞を持っている司会者なんて
いっぱいいるんだろうけど他に思いつかない。

「新曲のタイトルは『アタックチャンス』です!!」

そうきたかー!!

会場は大爆笑。管理人はもうノックアウト寸前です。
そんな管理人をよそに「ちなみにこういう感じの曲です」
とサビ部分を演奏するG&Vo。

「で、この『アタックチャンス!』ていうフレーズの所、
 ここ皆も参加して下さい。
 じゃあまず練習しましょうか

なんとここで振り付け講座が始まってしまった。
初めて観る人にも楽しんでもらおうという素晴らしいサービス精神。
でもライブでの新曲初披露前にいきなりサビ披露するバンドなんて今まで観た事無い。
おずおずと振りを練習するオーディエンス達。
練習は2分ほど続いたように記憶している。

「はい、みんないい感じになってきたのでいきまーす。
 新曲『アタックチャンス』!!」

いよいよ新曲が演奏された。 通して聴いてみると、非常に前向きで真面目な歌詞。
そしていよいよサビが近付く。
G&Voが期待を込めて歌ったであろう、一回目の

「アタックチャンス!」

ここで練習通りにやったのは、私と数人しかいなかった…。
後ろ、もしくは2階の人達は全員やっていたと信じたい。
しかし、最初の方は遠慮していた人達も「アタックチャンス!」と
繰り返される度に参加するようになり、終盤はほぼ全員参加していた。
まさに「みんなでやれば怖くない」といった状態だったに違いない。

盛りあがった所で次の曲はうってかわってバラード。
これも新曲らしいが、バラードだけあって振り付け講座はなかった。
しかしこの後、とんでもない事態が待ち受けていたのである。

「次は、『万力 de goo!』という曲をやるんですけど
 まず最初に、初めて観る人の為に振りを説明しておきます。
 はい、最初は右手から〜…」

きた!振り付け講座だ!!

「こういうのはね、恥ずかしがってちゃダメなんですよ。
 でもどうしても恥ずかしいって人は、こっそりとやって下さい」

なんて謙虚な姿勢!
でも決して「やらなくてもいい」とは言っていない所が素敵過ぎる。
ちなみに、この振り付け講座は5分ほど続いたと記憶している。
そして演奏される「万力 de goo!」
「アタックチャンス」と同じく、最初はあまり乗り気ではないオーディエンス。
しかしめげずに演奏は続く。

「はーいみんないい感じ〜、じゃあ今度は前の方の人だけで〜
 はい!万力 de goo〜♪」

どうよこの、まるでホールでやっているかのような演出!
この後真ん中、後ろ、2Fと続き、最後は全員で

「万力 de goo〜♪」

「会場が一体になった瞬間」とは、まさにこういう状態です。
管理人は真っ白に燃え尽きそうです。

「万力 de goo!」が終了した後も熱いライブが繰り広げられました。
演奏中、いきなりステージからフロアに降りるG&Vo。
コードギリギリまでフロアに乗り出しギターを奏でるサービス精神。
が、

なんと管理人、ギターを手渡されてしまった!!
いや、弾けないから!!
そんな事はお構いなしのG&Vo。
管理人の首からぶら下げられただけのギター。
その間、もちろんギター音はなし。
いや、一応ネックを持っていたので珍妙な音がスピーカーから流れてはいた。
ライブでマイクを渡された事はあるが、楽器を渡されたのは2●年生きてきて
初めての経験だった。
(H君、K子さんからは非常に羨ましがられた)
この後もG&Voはフロアに降りて歌うというパフォーマンスを繰り広げ
管理人は灰になるほど燃え尽きたのでありました。

そしてライブ終了後、G&Voとお話させて頂きました。
G&Vo「いきなりギター渡しちゃって、すいません」
管理人「いえいえ、みんなに羨ましがられましたよ。
    オイシイ思いさせてくれてありがとうございましたw」
G&Vo「いつもライブでお客さんにギター弾いてもらってるんですよ。
    ギター弾くの面倒でね、でも弾かないと音出ないし〜…」

管理人は確信しました。

この人は絶対ビッグになる


…と。


後に、このG&Voの方のお名前が杉田氏で
バンドはギャラクシーズである事が判明。
(主催者様だったのか!!)
みなさん、是非一度ライブをご覧下さい。
MC、音楽共に高いクオリティで、
このレポの数●倍おもしろいです。
※このレポはMCの大半をカットしています。



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